都市の中心に広がる、生命の営みを映し出す空間。虎ノ門ヒルズにて森ビル株式会社が企画運営する、クロスセクターの連携と共創により社会課題の解決に取り組む会員制拠点「Glass Rock~Social Action Community~」の植栽演出を担当しました。
植物は単なる装飾ではなく、訪れる人と自然が共に未来を育むための“象徴”。テーマ「生命の循環と共創」を掲げ、建物全体を一本の大樹に見立て、その根から枝葉までを空間で表現しました。
B1F『根を張る基盤』(大地)

建物全体の「根」にあたる部分であり、生命の基盤を象徴します。都市の喧騒から離れ、訪れる人々が心を落ち着け、エネルギーを蓄える空間を目指し、根の力強さを表現。安定感と安心感を与える静謐で落ち着いた雰囲気を演出しました。
家具や建材として利用されなかった節の多いパイン材をアップサイクルし、深いブラウンに染め上げたプランターをセレクト。割れや節は自然素材の個性であり、空間に温もりと物語を添えています。

4F『広がる創造の場』(枝葉)
建物全体の「枝葉」にあたる部分であり、成長と広がりを象徴します。多様な主体が交わり、新たなアイデアや価値が生まれる場を目指し、生命の成長と多様性を表現。都市の未来に向けて広がる可能性を象徴する空間を創出しました。

森林農業で生じた小枝や樹皮などの残材をリサイクルして生まれた環境配慮型素材〈Naturescast®〉を用い、有機的な質感と洗練されたフォルムを共存させました。B Corp認証を持つ製造企業とともに、ここから広がる創造の連鎖を、持続可能な未来の象徴としてデザインしています。

建物形状に沿って設えた造作プランターには、木材を効率的に活用した合板や、ポストコンシューマーリサイクル原料を用いた造花グリーンを組み合わせました。生植栽と自然に溶け合い、CO₂や廃棄物の削減にも寄与しながら、多様な主体が交わる場のエネルギーを引き立てています。

この空間は、静と動、基盤と創造、自然と人が交わる「生命の循環と共創」の舞台。訪れる人は、ここで都市の未来を形づくる“共創の樹”の一員となります。
Glass Rock ~Social Action Community~
〒105-0001 東京都港区虎ノ門1丁目22−1 グラスロック 4F/B1F
