都市の開発過程で生まれる「遊休地」や「暫定利用地」。
これらの土地は、使われなくなった空白の時間が生まれがちですが、実は まちの価値やコミュニティを育てるための重要な“余白” となることがあります。
デトロイトで、その可能性が形になった場所に出会いました。
都市の中にある“大人のための遊び場”
訪れたのは、「The Yard」と呼ばれる屋外公共スペース。
入場料を払うことで、遊具やベンチなどの休憩スペースを自由に利用できる場所です。
そこには、大人たちが身体を動かし、お酒を飲み、語り、ゲームに没頭する姿がありました。
自然体で過ごせる、明るく開放的なコミュニティ空間 が広がっていたのです。
- 無理をしないで楽しめる
- ひとりでも、仲間とでも過ごせる
- 「体を動かす→お腹が減る→食べる」という人間らしい循環がある
こうした当たり前の行為が都市の中で心地よくできる空間には、健やかさと心の余裕 が生まれていました。
「アーバンアセット」を活かすプレイスメイキング
都市には、活用しきれていない資産(アーバンアセット)が数多く存在します。
これらを一時的にでも 「人が集う場」として再編集する ことで、
- 地域の付加価値が上がる
- 周辺のコミュニティが活性化する
- 外からの来訪者と新しい関係人口が生まれる
といった効果が期待できます。
「暫定利用」は、ただ次の開発を待つための時間ではありません。
未来のまちの姿を先に試し、育てるためのフェーズ”です。
Playground+ は、まちに「大人が遊び、つながる文化」を取り戻し、その土地の価値を、より深く、より豊かに育てていきます。



