ホリデーディスプレイ2023視察レポート【Macy’s・Bergdolf Goodman・Galeries Lafayette ・Harvey Nichols】

弊社は商業施設やホテル、オフィスなど人の集まる場所へ、名前の通り植物を用いた空間演出のほか、春は桜。秋はハロウィン。冬はクリスマス・・・といった季節の移ろいを感じていただける装飾のご提案を行っております。

 

近年、市場の拡大によりクリスマスの動きだしが年々早まっている傾向があると感じています。早いところだと春ごろから始まっていたり・・・。

我々は毎年12月にトレンドの最先端であるニューヨーク・ロンドン・パリへ本場のホリデーディスプレイを見に視察へ行き、そこでリサーチしてきた内容をもとに今年度のクリスマスのご提案を行っております。

やはり海外のクリスマスにかける熱量がすごいと毎年ひしひしと感じます。日本ではなかなか見られない装飾ボリュームや取り組みが新鮮です。

このコラムでは一部、リサーチ内容をご紹介いたします！

これからクリスマスの販促について考えなければならない・・・というご担当者様もいらっしゃるはず。ご参考になれば幸いです。

ニューヨークの人気デパートMacy’s（メイシーズ）。
ここは毎年ストーリー性のあるウィンドウが有名で、お馴染みトナカイのティップトウが主人公。

2023年は友達のシロクマやペンギンと一緒にメリーゴーランドに乗ったり、音楽を楽しむ様子が表現されていました。

中にはインタラクティブな仕掛けが盛り込まれているのもあり、オーナメントに自分の顔が投影されたり、定番のクリスマスミュージックが流れ歌をうたうことができます。
この場でしかできない体験ができるウィンドウとなっていました。

ニューヨークのホリデーシーズンで見逃せないBergdolf Goodmanのウィンドウ。
毎年細部までこだわられ、クラフトマンシップを感じるウィンドウです。100人以上がこのウィンドウに携わり、25人がかりで設置に3週間かかったそう。

2023年のテーマは「Isn’t it Brilliant」。7つのウィンドウにはそれぞれテーマが設けられ、昨年の赤とグリーンを基調としたテイストから一転、ブルーやシルバーを基調にミラー・クロム・ネオンなどを用いた幻想的な世界が広がっていました。

パリの老舗百貨店Galeries Lafayette（ギャラリーラファイエット）。
吹き抜けに現れる巨大ツリーが見どころです。3階フロアから吹き抜けへ伸び、ツリーの近くまで行くことができるガラスウォークも有名。
今年はファッションデザイナー、シャルル・ド・ヴィルモラン氏が手がけたクリスマスディスプレイでした。
魔法の鉛筆を持った少女が想像の世界を旅するという物語でキャラクターたちが夢のクリスマスの旅へ誘い出してくれます。

昨年は全て段ボールから作られたツリーから一変、「光と透明感」が今年のテーマでした。ツリーに飾られたクリアーなカラフルオーナメントが周囲の光を反射しキラキラと輝き存在感を放っていました。

イギリスに本店を置く百貨店です。ディィスプレイテーマは「遊園地」。

オーナメントボールの頭をした美しく洗練されたファッションの人形たちが、伝統的な遊園地を背景に、
ホログラムグラフィックカラーやプログラムされた何千ものLED ライトの中、変化するパターン・色で現代的なエネルギーと興奮に満ち溢れていて、通行人が思わず立ち止まってしまうほどでした。
「この高揚感あるエネルギッシュなウィンドウは、店舗の周りを賑やかにし陳列されている衣類やギフトを魅力的にし、思わず店内に入りたくなるように誘っている。」とビジュアル・ディスプレイ責任者は語っています。

いかがでしたでしょうか。

ここではご紹介しきれなかった事例も数多くございます。ご紹介した事例以外にも、体験を重視した事例や、ユニークなプロモーションを実施する事例が多く見られました。

詳しい今年のトレンドや、トレンドに基づいたクリスマスディスプレイのご提案。視察情報をご希望の方はお問い合わせまで。